SUVはダサい?なぜ人気なのにそう言われる?スポーツカー乗りの視点と理由

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SUVはダサいのか
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私はこれまでに10台以上の車を乗り継いできた経験を活かし、「車との暮らし」をテーマに情報発信しています。
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SUVは街中でよく見かける人気ジャンルの車ですが、同時に「ダサい」と言われることも少なくありません。
なぜこれほど支持され、売れ筋モデルが次々と登場しているのに、その一方で否定的な声が上がるのでしょうか。
特に最近はコンパクトSUVが増えすぎて「SUVばっかり」という現象すら生まれています。
そうした背景が「個性がない」「流行に流されているだけ」と見られる一因といえるでしょう。

私自身はスポーツカー乗りであり、SUVには正直なところ肯定一辺倒ではありません。
走りやデザインに対して「最速SUV」といったキャッチコピーを見ても、やはり本物のスポーツカーと比べると物足りなさを感じる瞬間があります。
けれども一方で、SUVには広さや利便性といった強みがあり、特にファミリー層や女子に人気が集まる理由も理解できます。

この記事では、SUVが「ダサい」と言われる理由を整理しつつ、なぜ人気なのかを売れ筋やライフスタイルの視点から掘り下げていきます。

最終的には「ダサいかどうかは主観の問題」という結論に至ると思いますが、スポーツカー乗りの視点も交えて本音で語っていきましょう。

SUVが「ダサい」と言われる理由

SUVは国内外を問わず大ヒットを続けるカテゴリーですが、なぜか「ダサい」と感じる人も少なくありません。
売れ筋モデルが並び、なぜ人気なのかと話題になるほどの勢いを持つ一方で、街にはコンパクトSUVばっかりという状況が広がっています。
そのため「どれも同じに見える」「流行に流されすぎ」という否定的な見方が生まれやすいのです。ここでは、SUVがダサいとされる主な理由を整理してみましょう。

街に溢れすぎて「個性がない」と感じる

SUVは街に溢れすぎて「個性がない」と感じる

SUVばっかりで差が見えにくい

SUV人気が高まる中、街中には同じようなスタイルの車があふれています。
特にコンパクトSUVは売れ筋となり、ファミリー層や若者、女子にも選ばれる定番カテゴリーになりました。
便利で扱いやすいという魅力がある反面、結果として「SUVばっかり」という現象が起きています。

駐車場や道路を見ても、似たサイズ感やシルエットの車がずらりと並び、ぱっと見では区別がつかないケースも少なくありません。
これは「無難で安心して選ばれるデザイン」という強みの裏返しですが、車好きからすれば「どれも同じ」「個性がない」と感じる要因となっています。

  1. コンパクトSUVの普及で、街中に同じような車が増えた
  2. 白や黒といった定番カラーが主流で、没個性に見えやすい
  3. 売れ筋モデルを模倣したデザインが横行し、区別が難しい

こうした状況は、流行に敏感なユーザーにとって「大衆化の象徴」として映ってしまうのです。


流行に流されている印象を与える

SUVが「ダサい」と言われる背景には、単に多すぎるという問題だけでなく、「流行に乗っているだけでは?」というイメージも関係しています。
実際、あるモデルがヒットすると各メーカーが競うように類似したSUVを投入し、結果的に市場全体が似た雰囲気になってしまうのです。

また、SNSや雑誌などで「今の売れ筋はSUV」と繰り返し発信されることで、購入者も「人気だから買った」と見られがちです。
とりわけ車にこだわりを持つ層からは「個性より流行を優先した選び方」という否定的な評価を受けやすいのです。

つまり、SUVがダサいとされる理由はデザインそのものよりも、「街に溢れすぎた結果、差別化が難しくなり、流行に流されているように見える」という点にあるといえるでしょう。

大きさやデザインがゴツく見える

SUVは大きさやデザインがゴツく見える

無骨すぎるデザインへの違和感

SUVの大きな特徴は「堂々とした存在感」にあるでしょう。
しかし一部のモデルでは、その存在感を強調しすぎるあまり「ゴツすぎる」「無骨で野暮ったい」と受け止められることがあります。

例えば、オフロード性能を前面に出したSUVは、角ばったデザインや分厚いタイヤを備えています。確かに走行性能や耐久性の高さを象徴するものですが、街中で乗るには少し“浮いてしまう”と感じられることもあるのです。

さらに最近では「最速SUV」を売りにする高性能モデルも登場しています。
しかし、スポーツカー的な走りを目指しても、重心の高さや車体の大きさゆえに、外見からはどうしてもスマートさに欠ける印象を与えてしまいます。
そのギャップこそが「ダサい」と言われる原因の一つなのです。

  1. オフロード志向 → ゴツすぎて街乗りでは浮いてしまう
  2. ハイパワー志向 → スポーツカーと比べて洗練さに欠ける
  3. SUV本来の魅力と、デザインの誇張が乖離して見える

日本人の美徳に反する「大きさ」

日本人は昔から「控えめ」「さりげなさ」を美徳としてきました。
車においても、無駄に大きいよりもコンパクトで扱いやすい車が好まれる傾向があります。
そうした文化的背景から、ゴツいSUVは「威圧感がある」「自己主張が強すぎる」と受け止められることが少なくありません。

特に都市部では、駐車場や道路事情の関係もあり、大型SUVは実用性よりも「見栄」の象徴と見られることがあります。
その結果「無骨でダサい」というレッテルが貼られるのです。

一方で、海外では大きなSUVはステータスシンボルとして人気があります。
この点からも、日本社会特有の価値観が「SUV=ダサい」と結びついているといえるでしょう。
つまりSUVのゴツさは、単なるデザイン上の問題ではなく、日本人の文化や美意識と相性が悪い部分があると私は考えます。


流行に乗っている感が強い(ミーハーと思われる)

SUVは流行に乗っている感が強い(ミーハーと思われる)

SUVブームと「売れ筋」モデルの影響

ここ数年のSUVブームは、まさに社会現象といえる規模になっています。
自動車販売ランキングを見ても、上位には常にSUVが複数並び、メーカーも次々と新型を投入しています。
なぜ人気なのかと問われれば、広さや視界の良さ、ファミリー層から女子まで幅広く支持される実用性が挙げられるでしょう。

しかし、この「売れ筋SUVがランキング上位を独占している」状況が逆にネガティブな評価を呼び込んでいます。
つまり「皆が乗っているから安心」「流行りだから選んでいる」という購買理由に見えてしまい、車好きやこだわりを持つ層からは「ミーハーだ」「個性がない」と映ってしまうのです。

  1. ランキング上位はSUVばかりで、同じ車を選ぶ人が急増
  2. 売れ筋に流されているだけに見えて、個性派層からは評価が低い
  3. 「自分で選んだ」というより「周りと同じ」というイメージが強まる

流行に敏感すぎることが「ダサい」印象に

流行を追いかけること自体は悪いことではありません。
むしろ多くの人が支持するというのは、それだけSUVにメリットがある証拠です。
しかし「新型SUVが出たから乗り換える」「売れ筋ランキングにあるから安心」といった選び方をしているように見えると、人によっては「流行に振り回されている」と感じてしまいます。

特に車は高額な買い物であり、趣味性やライフスタイルを反映するものです。
そのため「流行に合わせただけ」という選択は、他人からは“こだわりがなくてダサい”と評価されやすいのです。

一方で、流行に敏感であることは実用性や将来のリセールを考えると賢い選択ともいえます。
結局のところ「ミーハー」と映るか「時代に合った選び方」と評価されるかは、見る人の主観に左右されるのです。


SUVは本当にダサいのか?筆者の視点

ここまでSUVが「ダサい」と言われる理由を整理してきましたが、本当にそう断言できるのでしょうか。
街にあふれていることやゴツいデザイン、流行に流されているように見えることは確かに否定できません。
しかし、それはあくまで一部の見方にすぎません。
実際にはSUVには多くの魅力があり、だからこそ売れ筋として支持され続けているのです。
ここからは、スポーツカー乗りである筆者の視点も交えながら、SUVが本当に「ダサい」と言い切れるのかを考えてみます。

スポーツカー乗りから見たSUVの魅力と物足りなさ

スポーツカー乗りから見たSUVの魅力と物足りなさ

SUVの魅力に感じる部分

私のようにスポーツカー乗りであっても、SUVにしかない魅力は確かに存在すると感じます。
日常使いの面では、スポーツカーより優れている点も多いといえますね。

  1. 広い室内空間:荷物が多い旅行やアウトドアでも余裕がある
  2. 運転視点の高さ:見晴らしがよく、街乗りで安心感がある
  3. 乗り心地の良さ:サスペンションが柔らかく、長距離移動でも疲れにくい
  4. ファミリーや女子にも人気:ライフスタイルに合わせやすい

こうした利便性や快適性は、スポーツカーにはなかなか備えられないポイントであり、SUVがなぜ人気なのかを理解させてくれる要素です。


スポーツカー目線での物足りなさ

一方で、走りやデザインに強いこだわりを持つスポーツカー乗りから見ると、SUVにはどうしても物足りない部分が目立ちます。
とくに「最速SUV」とうたわれるモデルであっても、根本的なキャラクター性の違いから比較すると見劣りしてしまうのです。

観点SUVの特徴スポーツカー乗りから見た物足りなさ
走行性能加速や安定性は高いが、重心が高いコーナリングの鋭さや一体感が欠ける
デザイン堂々とした迫力重視シャープさや低重心の美しさに劣る
軽快さ車体が重く取り回しが大変ハンドリングの楽しさが薄い
キャラクター性「万能」さが売り尖った個性や独自の魅力が弱い

このように、SUVには確かに魅力がありますが、スポーツカー乗りにとっては「走りの楽しさ」という核心部分で満足しきれないのが本音です。

ライフスタイルで映えるかどうかは人次第か

家族層にとっては「実用と安心感」

SUVはファミリー層にとって非常に頼れる存在です。
大きな荷室や広い後席は、子どもの送迎や家族旅行で大きな力を発揮。
さらに運転席の視点が高いため、周囲の車両や歩行者を確認しやすく、安心感を得やすいのも特徴です。

こうしたポイントは「カッコいい・ダサい」という評価を超えて、生活に直結する価値といえます。特に子育て世代の口コミでは、

  • 「ベビーカーをそのまま積めるので助かる」
  • 「子どもが後席で寝ても余裕があって安心」
  • 「運転が苦手でも視界が広いから怖くない」

といった実用面でのメリットが多く語られています。
つまり家族にとってSUVは「映えるかどうか」以前に、生活を快適にする必需品なのです。


女子から見たSUVの魅力と評価

一方、女子層からの支持もSUV人気を後押ししています。
とくにコンパクトSUVはサイズ感が扱いやすく、普段の買い物や通勤にちょうどいいことから選ばれることが多いですね。

実際の口コミを見ても、

  • 「車高が高いから視界が良くて運転しやすい」
  • 「小回りが効くのに荷物も積めるから便利」
  • 「デザインが可愛いから街乗りに映える」

といった声が多く、単なる“流行”ではなく、自分のライフスタイルに合っている点が評価されているのが分かります。

ただし一方で、「SUVばっかりで友達と車がかぶる」「ゴツいデザインは好みじゃない」という意見もあり、女子の中でも感じ方はさまざまです。
結局のところ、SUVが“映える”かどうかは用途や価値観によって決まり、万人にとっておしゃれともダサいとも言い切れないのです。

結論|「SUVがダサいかどうか」は主観であり一面にすぎない

ここまで見てきたように、SUVが「ダサい」と言われる理由には、街にあふれすぎて個性が薄く見える点や、大きさゆえの無骨さ、そして流行に流されているように映るといった背景があります。
これらは確かに否定できない要素ですが、同時にSUVが売れ筋となり、家族層や女子に支持され続けていることも事実です。

つまり「SUVはダサい」という評価は、あくまで一部の価値観から見た一面にすぎません。
ライフスタイルによっては便利であり、おしゃれに映るケースも少なくないのです。
特にコンパクトSUVの普及は、使いやすさとデザインのバランスを求める層にとって理想的な選択肢となっています。

結局のところ、「ダサい」と感じるかどうかは主観の問題です。
街にSUVばっかりという現象も、裏を返せばそれだけ人気があり、多くの人がメリットを実感している証拠といえるでしょう。
SUVは単なる流行ではなく、現代の生活スタイルに合った合理的な答えの一つなのです。


参考リンク

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私はこれまでに10台以上の車を乗り継いできた経験を活かし、「車との暮らし」をテーマに情報発信しています。
車種のジャンルを問わずさまざまな車に関するトピック、また新車・中古車問わずリアルな使用感や選び方、維持費やメンテナンスのポイントなど興味がある方は是非ご覧ください。

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